キルルってなんだろう・・・?どうして筆箱の中に住んでるの・・?
なぜ時々真珠のネックレスの上で寝たりするの・・?
男の子のつぶやきのようにこのお話は、語られます
50年前の約束を思い出したおじいちゃんによって、キルルとの出会いがわかり、そして別れが近いことも知ることに・・・
手のひらに乗せただけで、言葉が伝わってくるって、どんな感じなんでしょうか・・・
現代のなんでも見たもの聞いたものが優先されている私たちには、感じ取れないのではないかしら
そんなことを思いながら、何度も読み返していくうちに、キルルの心が伝わってきました
なぜ真珠のネックレスが恋しかったのか・・・・
キルルの思い、男の子の思いがわかりかけてくると、すべてを言葉に表さなくとも、読み手に作者の思いを伝えてしまう松成ワールドのすごさにまた感動した絵本となりました
優しいタッチの絵とともに癒されること間違いなしです