キルルという、りゅうのような形の小さい生き物が男の子のまえに現れたわけは。。。小さな火はふくけど、とってもかわいらしい生き物のキルル。でも、かわいいだけではありませんでした。
おじいさんが過去のできごとを思いだしたことによって、キルルは生きる(生きてきた)喜びを得たようにみえて、うれしかったです。
出会いがあれば別れもあり。それはせつないけれども、この出会いを覚えていれば、同じ出会いがまた未来にあるかもしれないという期待感を抱かせてくるお話です。
絵本との出あいもそれに似ているなあとも思いました。
この絵本も、年を老いたときにもう一度出あいたいような、そして、次の世代に届けたいような、そんな一冊になりました。