私は個人的にこの「いとうひろし」さんのお話がとっても好きなんですよ。
なんだかハートに響いてくるんですよね。
これは低年齢向けの絵本です。
主人公は3歳くらいの男の子。どうも第一反抗期らしい。お父さんやお母さんが何をいってもいう事を聞かない。
顔を洗うことも、歯を磨くことも、手を洗うこともしない。
おふろも嫌がる。どうも着の身、着たままの日々が続いた様子。そしたら、ボサボサの泥だらけ。
そのうち、外で遊んでいる「ぼく」とサルを間違えて、家に連れて帰るかもしれない。と、ひとり想像する。
間違えられるのは嫌だったらしい。
ぼくは急にいい子になって、手荒いうがい、着替えをして、爪もきてもらって、と、ページをめくる度にどんどんきれいになっていく。
で、「すこしはきれいになろうかな」と、思うわけ。
サルの出現はともかく、子供心を地でいっているところが面白い。