マルチンはいじめられっ子。学校へ行くのがいやでたまりません。
でも...ある日、きれいな妖精が、まほうの種をくれました。
この種を投げつけると、相手を、かぼちゃおばけに変えれるというその種。
その種を手に入れたことで、マルチンは、少しずつ変わっていきます。
それは、まほうの種を使ったからではありません。
魔法の種を持っている。いつでも、これを使えるんだ、という思いが、マルチンに、ちょっとだけ勇気を与えてくれる。
その勇気が、マルチンのまわりの状況をどんどん変えていってくれる。
最後に必要なのは、やっぱり自分の勇気。
うちの息子も、とても内気で、なかなか自分の気持ちを外に出せない子です。
このマルチンのように、私から、「まほうの種」を手渡したい。ちょっとだけ勇気を出して、がんばって。
マルチンとわが子をちょっと重ねあわせ、応援したいような気持ちで読みました。