ちょっと不思議で、ちょっと勇気のわいてくるお話です。
この本を読むと、気弱な自分にさよならできそうな気分になれます。
妖精からかぼちゃの種をもらったマルチン少年が、その不思議な力を信じて、勇気を出して、今までクリアできなかったいろいろな出来事に、正面から向かってゆく姿が、とてもすがすがしかったです。
はたして、本当にかぼちゃの種に魔法の力は、あったのでしょうか。
そもそも妖精は、本物だったのか、それとも夢の中だけの存在だったのか。
様々な謎が残りますが、途中で、小人が何気なく登場したりして、ファンタジックな雰囲気のある絵本になっています。
小学生くらいになると、小さな悩み事がたくさん増えてきて、それは、大人にとってみれば、たわいのないことでも、子供にとっては、結構クヨクヨ悩んでしまうことであったりするので、そんな子供たちに、是非読んで欲しいな、と思いました。