「森は生きている」などの「生きている」シリーズの1冊。
「道」にまつわる歴史や雑学が満載の本です。
小5の息子が読みました。
息子が一番面白かったと言っていたのは、
徳川家の日光詣の話。
利根川を渡る際に、
船を50〜60曹並べて鎖で止め、
その上に厚さ10センチの板を敷き詰め、
土を盛り、砂をまき、松や竹を植え、草を植え、
道っぽくして渡ったんだそうです。
相当な難工事です。
10代将軍のときは馬だけで35万頭にもなる大行列だったそうで、
いちいち船で利根川を渡るわけにはいかなかったのですね。
あとは秋田のマタギの話。
秋田から和歌山の熊野詣をする際に、
一切里に下りずに、山伝いに行く道があったとか。
富山の薬売りの道や、お伊勢参りの道の話など、
大人が読んでもおもしろい話がたくさんありました。