ハラハラドキドキで心配ばかりさせていたメイとガブの交際が、ついにお互いの仲間に知られてしまいました。
仲間たちからすればアリエナイ関係でした。
その二人が相手側の情報を探るための「スパイ」役を命じられます。
友情と仲間たちの思惑との板挟み。
痛々しいほどの二人を、周りでは様々な動物たちが見守っています。
逃げ場はありません!!!
二人の選んだのは川への身投げ(?)。
このままでは終わりたくない、シリーズ最大の危機でした。
これしか選択肢はないのでしょうか。
物語ならではの美学は良いとしても、他の道はなかったのかと思ったりしました。
命がけで飛び込んだ川は、決して未来を約束してくれていない一冊のエンディング。
児童書らしからぬ展開だと思いました。