但し書に、人気絵本作家のアンドレ・ダーハンとありましたが、初めて読む作家でした。
設定場所は、おそらく北極。
主人公は、白熊の両親と小熊で、何と氷が崩れて棲家を追われてしまいます。
そこで、親熊が大きな氷を探しに行くというストーリーなのですが、今の温暖化という環境問題に切り込んだ作品と言えそうです。
後半では、何故か幸運のお星様が登場して、溺れた小熊を助けるといったシーンがあり、一貫性のなさが気になるところです。
とは言え、絵自体が絵本らしい絵なので、全体を通して飽きることなく読み聞かせ出来る作品だと思います。
小熊が危機に陥る場面には、我が身に置き換えて聞き入る子も多いことではないでしょうか?
環境問題を考えることでも、活用できる絵本としてオススメします。