『The Frogs and Toads All Sang』が原題。
日本語でも詩作もする、アーサー・ビナードさんが、軽快な訳をしています。
表紙でピンときますが、あの、「がまくんとかえるくん」シリーズの原型になります。
友人向けのプレゼントの原画に、アーノルド・ローベルの娘、エイドリアンが彩色しています。
カエルが主人公というのもびっくりですが、詩のような小さなおはなしが
とてもキュートな魅力一杯です。
カエルたちの感性や発想には驚かされますが、不思議に共感してしまいますね。
アーサー・ビナードさんの訳文が素敵なので、原文も読んでみたいです。
「Toad」は、ガマガエル、もしくはヒキガエルのこと。
あの容姿が、がまくんのキャラクターになるのですから、すごいですよね。
ちなみに、私のお気に入りは「オタマジャがっこう」。
おたまじゃくしたちの無邪気な様子が目に浮かびます。
小2の国語の教科書で、がまくんとかえるくんの「おてがみ」が掲載されていますから、
あわせて今作もぜひ読んでほしいです。