レビューでこの本のことを知り、図書館で借りてきました
1995年の初版本でしたが、あまり読まれていない様子です・・・
物語はいとも簡単に田舎の青年が戦争に志願して、さほど後悔もなくサッカーのゲームでもしているかのような感触で、尊い命を失ってしまうのです
日本人の感覚と違うところは「クリスマス休戦」でプレゼント交換をしたり、サッカーをフランス軍、ドイツ軍で試合したり…
読みながら「このまま戦争が終わればよいのに」と思いました
いつの世にもそうした人の心がわからない指導者が間違って上に立ってしまうと、苦しむのは庶民・・・
あんなポスターを国中に貼って、青年の心まで惑わしてしまうのかと残念です
今が決してそうではないと言える時代ではありませんが、このような本を読むことで、少なくとも何が正義なのか、考える力を養うきっかけになってほしいです