バーバパパのシリーズは、環境など実はなかなか難しいテーマも扱っています。この本がまさにそうで、大人のおろかさを、現代文明のはかなさをよく風刺しているなと思います。
子供たちはまだ単に、カラフルなバーバ一家や彼らの自由自在な変身、そして動物たちとの触れ合いをただただ楽しんでいるだけのようですが、作者はきっと環境やエコに対する意識を知らず知らずのうちに子供たちに植え付け、教えているのだろうと思います。なので、この本は、年齢に応じた読み方のできる絵本だろうなと思います。私自身も、子供たちがもう少し大きくなったら、この絵本をどうとらえて読むのか、反応を確かめたいです。