科学本なのかなと思って、先に私が読みました。
当時、3歳の息子は鋏とセロハンテープと輪ゴムに夢中で、色々なものをつくっていました。
二人で、おやすみの前に読みました。
あるひ、ぼうやは、わゴムが どのくらい のびるか、ためしてみることに しました。
その のびることのびること。
息子は興奮して、ページをめくる手を急ぎました。
わたしは二度目でしたが、やっぱりどこかでわゴムが切れるのではと心配になりました。
「想像の世界」に息子が引き込まれていくのが、そばで見ていて心地よかった。
息子も“あそこ”まで行ってきたのだなと、読後の笑顔にそう思いました。
絵が、緻密でごまかしのない本物でした。
この精緻さが、こどもたちにリアル感を持たせ、絵本の中にひっぱって行ってくれるのだと思います。
最終ページの、ベッドの周りにあったおもちゃの数々に、息子は指さし解説してくれました。