イルカの身体に触れたり一緒に泳ぐことで、自閉症やうつ病等が改善されるというイルカ療法のことを思い出しました。
イルカは傷ついた仲間がいれば側に寄り添って気遣ったりするようです。
きっと、イルカは人間が得ることのできない不思議な力を持つ、優しくてとてもピュアな生き物なのでしょう。
絵本の中の男の子は、そんな「イルカの子」として生れてきた妹から、人間がイルカに癒されるのと同じように、自分自身の優しい気持ちを育んでいます。
この絵本を読む大人や子供も、「イルカの子」に“触れた”時、優しく温かい気持ちが湧き上がってくるのを感じることができると思います。
心からおススメの一冊です。