読み終わって、物凄くショックでした。
そして、どういうふうにこの絵本を読み解けばいいのだろうか、考え込んでしまいました。
与えて与えて、すべてを与えてしまい、もう与えるものがなくなってしまったら、最後にはおおきな木は謝っている。与えるものがなくなってしまって『すまないねえ』と・・・。おおきな木は多分、幸せだったのであろうと思うけれども、しかし、これで本当に良かったのだろうか。無償の愛に、感動を覚える。そんな素直な感想には、私は至りませんでした。いい加減に気がつかないといけないですよね。
『ぼうや』がページをめくる度に、どんどんと年をとっていく姿がとても怖かったです。