グラス。コオロギ。スプーン。ひなぎく。
あめ。くさ。ゆき。りんご。かぜ。そら。くつ。
そんな身近なものたちの、「たいせつなこと」が語られる。
そして、最後は「あなた」。
と、読んでいるひとに向かって、
「たいせつなこと」が、静かに語られる。
それは、ちっとも押し付けがましくなくて、
すっと心にはいってくる言葉(文字)。そして絵。
まるで、おいしい水を飲んだ時みたいで、心地いい。
だから、寝る前に読んだら、6歳の長男がとっても喜んだ。
3歳の長女は、神妙に聞き入ってた。
原題は、『The Imortant Book』。
いちど英語版も、読んでみたい。