ノルウェーの古典絵本だそうです。
見返しのページからもう北欧っぽいオシャレなデザインがわくわくしました!
まほうの森に入ると、リアルに描かれた動物たちが人間のように服を着ていたり二本足で歩いていたり。
ブッレブッセのお話は、見開きページの左側にカラーで描かれています。
その他まほうの森の動物たちの様子が、ページの左に白黒で描かれています。
白黒で描かれたページにはお話はないのですが、たった一つのその絵だけでも物語を想像できます。絵本を読み終わる頃には、ブッレブッセの本編のお話以外にも、まほうの森でそれぞれの動物のストーリーを想像しすっかり堪能していました。
ルイス・モーさんの、リアルな動物たちを擬人化している絵がなんともいえない他にはない魅力があるような気がします。
言葉にするのは難しいですが子どもの読み聞かせで読んだ時より、一人でゆっくりと絵本を読むと味わいがグッと深まりました。
ふと見た徳間書店のマークの、“とびらのむこうに別世界”という言葉がまさにしっくりくる一冊でした。