私が初めて『トイレの神様』に触れたのは、植村さんの歌のPVです。
気持ちが痛いほどに伝わってきて、非常に感動しました。
やはりその感動・魅力には及ぶべくもない・・・ということで☆−1。
ですが、世界観を損なう事のない、温かな素敵な絵本だと思います。
反抗期・思春期の頃の、家族に対する自分を振り返って、
ほろ苦く思ったり、悔恨の念を抱いたり。
この絵本を共感して読めるのは、
その時期真っ只中の人や、その時期を過ぎた年代の人でしょうね。
子どもを持つ人なら、
おばあちゃんの気持ちにも思いを馳せることが出来そうです。
私も良い孫じゃなかったけれど、
私の中におばあちゃんの思い出があるように、
おばあちゃんの心の中にも、
小さかった頃の私の、何某かの思い出を残せていたと信じたいと、
祈るような気持ちで読みました。