バイタリティあふれる素敵なおばあさんの絵本だと思って
読み始めたのですが、そうではなかったことに気づいて
しんみりしてしまいました。絵本を選ぶ時に「こういうお話だから」
とあらすじを知って読むことがあまりないので、途中で気づいて
しんまりしてしまうことも結構あり、困ります(寂)。ちびっこの
前で泣くわけにもいかないし(以前、泣いてしまったら娘が動揺し
なぐさめようとしたから、もう泣かないことにしようと決めている
のです)。
物語は生きる力になりますよね。
物語を紡いできかせてくれる「ぼく」は、フリードリヒばあさんに
とって、どんなに素晴らしい孫であることか!
私は、自分をかわいがってくれたおばあちゃんが歳をとってしまった
時に、こんな風に接することができなかったので、そんな自分を情け
なくも思いながら読みました。ああ、どうか娘は自分のじいじやばあば
に対して優しくて頼りになる孫でありますように。