いわむらさんのインタビュー記事を大変興味深く読ませて頂き、牛のおなかに赤ちゃんがいるということで(私も妊娠中なので)さっそく娘に手渡してみました。
14ひきシリーズと、絵がぜんぜんちがう!と言うので、こっちはもっと本当の動物に近く書いたんだって、ウサギのあかちゃんって、こーんなちいちゃいんだって、とインタビューにあった、観察の上出来た作品だと教えてあげると。
娘「じゃあ本当ならどうしてあかちゃんなのに2人ででかけてるの?」
私「ウサギのあかちゃんは、おかあさんと離れてることが多いんだって」
娘「へぇえ、これ、ほんものの大きさなんだ。でも、うさぎのおかあさんて、5歳くらいでももうおかあさんなんだよね、私より年下でも」
ちょうど学校で飼っていたウサギがこの夏5歳でなくなったとかで、自分の知っている本物のウサギに結びつけることができました。
「あかちゃんだから、おっぱいみつけるんだね。私なら大きな牛見たらモンスターと思うけど、あかちゃんモンスターとか知らないもん」
創作背景があったおかげで、随分絵本から会話が広がりました。
動物の生態に詳しく、忠実に描かれたやはりウサギのピーター・ラビットを思い出しました。
小さいうちに絵本でこういう自然に忠実な描写に触れると、大きくなってからも「あれはこういうことだったんだ」と振り返れるはずなので、ある意味未来への財産にもなる絵本だと思いました。
今後のシリーズが楽しみです。