前作『あらしのよるに』を読んでいなくても、充分楽しめる作品です。
『狼がヤギを食べてしまう!?』という、ハラハラするシーンがたくさん登場し、そのたびに娘は、『食べちゃ、だめ!』と、絵本の中の狼とヤギの間を、ちいさな手で遮り、『狼から見えないようにしてあげるの』といいます。
話の内容を変えて、『こうして、ヤギは狼に食べられてしまいました』と結ぶと、半泣き状態。『なんで?なんで?』ととっても悲しそうな顔をします。
また、読み終わったあとに、『狼さんとお友だちになったら、どうする?』と聞くと、『優しい狼さんなら、お友だちになるの。でも、怖い狼さんだったら、泣いちゃう。それで、口を縄でしばるの。ぐるぐるって。そうしたら、食べられないでしょ』といい、また、『大好きなトマトさんとお友だちになったら、どうする?』と聞くと、『あのね、食べちゃう。』と言う娘。
狼の苦悩を理解するには、まだ早いのかな・・・?