今日はルラルさんの誕生日です。
手作りケーキの甘いかおりに誘われて、
庭のみんながやってきて、お祝いパーティーを始めます。
ルラルさんは、みんなにお礼をしたいというと、
ねずみが小さな声でお願いをします・・・
庭の仲間たちのおいたちを知って、とても胸が苦しくなりました。
そんな仲間たちに、ルラルさんは誕生日をプレゼントします。
誕生日は、毎年迎える誕生の記念日。
生まれてきたことへのお祝いの日です。
でも、ルラルさんは語ります。
「誕生日には、おかあさんにありがとうを言わなくちゃ。」
自分がここにいるのは、おかあさんが産んでくれたから。
おかあさんに感謝する日でもあると。
あまり考えたこともなかったことだけど、確かにそうですよね。
実際は面と向かって、「ありがとう」なんて気恥ずかしくて言えないけど、
そういう親への気持ちを持つことは大切だと思います。
親から子へ。「生まれてきてくれて ありがとう。」
子から親へ。「産んでくれて ありがとう。」
誕生日は、そんな親子で喜びと感謝の気持ちを伝えあう日だと、
この絵本は教えてくれました。
庭のみんなも、いろんな事情があって別れ別れになったけど、
おかあさんに感謝するシーンは、涙をそそられました。
読み聞かせ仲間のおかあさんも、泣けてくるから読み聞かせ出来ないって。
年長クラスの読み聞かせに使用しましたが、
どの年代の子でも、また、ママたちにもおススメの一冊です。