この絵本、新聞の広告欄に載っていた時から気になっていました。
図書館で借り、やっと読むことが出来ました。
ページを開くと、黒の木炭で描かれた中に黄色と赤がちょっとだけ。
娘の第一声、「なんで黒がいっぱいなの?不気味ー」
と思っていたとおりの反応^^;
(私も最初は思いました・・・)
ところが読み始めると一気にお話の中に引きずり込まれていきました。
キッコちゃんがケーキの箱を潰してしまったところで一緒に「あ〜あ・・・」
森の動物達にじっと見つめられ、「こわーい!」
でも動物たちとキッコちゃんのおしゃべりが始まると安心したようで、娘の顔にもやっと笑顔が広がりました。
そしてパッと目を引くような美味しそうなケーキ!
黒の中にいきなり現れる色とりどりのケーキはとっても印象的です。
ラストも今までのことが夢の中の出来事だったかと思うような、終わり方なのですが、娘は「動物たち急いで隠れちゃったんだねー」と、森での出来事を本当のことのように思ったみたい。
不思議で不気味で、だけどドキドキして嬉しくて、色々な気持ちを味わえる素敵な絵本です!