あきやま ただしさんの1994年9月10日発刊の作品。
1993年3月25日発刊の「ふしぎなカーニバル」がデビュー作と言われているので、ごく初期の作品ということになります。
主人公のこうたろうくんが、眠れないので、柵を越える豚さんを数えるシーンで、物語は始まります。
柵?って何って思いますよね。
これが、この作品の大きなポイント。
柵の中が一杯になってしまい、数を数えることが出来なくなってしまうのです。
しかも、豚さんが文句を言うのでうるさくて、眠れないのです。
そんなシーンの繰り返し。
柵の中に一杯になった人、動物等がうるさくて更に眠れなくなり、こうたろうくんは叫びます。
「はやくねてよー」
こんな展開って、流石にあきやまさんと思わずにいられません。
そのエンディングも、そうきたかと思わず膝を打ちたい気持ちに駆られる方も多いのではないでしょうか?
あきやまワールド全開の作品で、文句なしにオススメします。