最近クェンティン・ブレイク作品が気になっています。
「アーミテージさんのすてきなじてんしゃ」「みどりの船」「ピエロくん」と作風が固定的でないので、つかみどころのない作家という感じがしています。
気ままな暮らしを楽しむ二人の夫婦のところに、「サガズー」という赤ちゃんの届け物がありました。
赤ちゃんはいつまでもかわいい赤ちゃんのままではないのです。子育ても同じですよね。朝起きたら「はげたか」になっていました。この時期はひょっとしてイヤイヤ期?
読みながらこの時期は思春期だろうか?と考えました。
子育てをし始めてから思うこと、大人になると自分の存在や生活を固定的なものとして捉えがちですが、子どもを見ていると一瞬として同じということがないことに驚きます。実は私自身だって毎日変わっていく存在であるのです。
変わっていくそれが人生かなと思いました。
皆さんが書いておられるように、谷川俊太郎のあとがきがいいです。