我が家にとっての「ますだくん」シリーズ第4弾です。
今回のみほちゃんは随分成長して、庇護されるばかりだったそれまでとは違い、頼られる自分に喜びを感じて奮起します。でも、やっぱり泣きべそになり、ますだくんに助けてもらうのですけれど。
我が家の子ども達は「ますだくん」シリーズが大好きなので、長い話なのですが、飽きずに最後まで聞いています。楽しそうに途中でアレコレ口をはさみながら。
と言っても、この本は漫画なので、私は上手に読むことができず、娘が弟達に読んであげていたのですけれどね。
私は子ども達が布団に転がって読んでいる様子をふすま越しに聞いていたのですが、その洩れ聞こえる声がとても楽しそうだったのです。
怪獣扱いされていたますだくんですが、やっぱり彼はとてもいいヤツです。こんな男の子、身近にいたらいいのにね。
でも、今回はますだくんだけでなく、ようこちゃんや双子の山田兄弟なんかも大活躍です。
ますだくんとようこちゃんの関係も、ただの敵対関係から相手を受け入れたり認めたりする関係へと少し踏み出しました。
みほちゃんとようこちゃんの関係も、ようこちゃんが守り、みほちゃんが守られるという一方向の関係ではなく、双方向の関係になりつつあります。
最初は一人一人バラバラだった一年生も、少しずつ仲間としてまとまってきたんだな、という感じがします。
学校とか幼稚園とか集団生活を始めた子どもと親に、おおいに共感を得そうな作品です。