「てとてとゆびと」という題名からは意外な、
人類の進化のお話。
私たち人類の祖先が最初は四足で歩いていたこと。
二足歩行になり、手と指を使い、
刀をつくり、土器をつくり、
道具を作ってきたこと。
手と指を使えるようになるとともに、
脳も比例して大きくなり、
いろんなことができるようになったこと。
とっても分かりやすく描かれています。
私がかこさとしさんの絵本で気に入っているのは、
読者の子供たちに問いかけ、
語りかけて、絵本が進んでいくところ。
子供も一生懸命考えるし、理解しようとするし、
作者と、読み聞かせる親と、子供が一体となる手ごたえが
とっても伝わってきます。