1962年に初版の作品のようです
「ジェインのもうふ」を思い出しながら読み進めました。
ベンジーがどこに行くのにも何をするのにも手放さない毛布。
ずるずると引きずって歩いている様子にクスッとしてしまいました。
さて、ベンジーの家族はどうやって、この毛布とお別れさせるのかしら?と興味を持って先を急ぎました。
周囲の「だんだん おおきくなるんですね」の声や、おかあさんの「もうじき そのあかちゃんもうふが いらなくなるわよ」というおまじないのような優しい語りかけがベンジーをおにいちゃんに少しずつしていったのでしょうね。
良き理解者であるおかあさんのこの、慌てないじっくり待ってくれる姿勢が良かったんでしょうね。
そして、お隣の子猫ちゃんにも感謝ですね。
ラストの子猫ちゃんの表情が可愛いですね。
お気に入りの“マイ毛布”を引きずっているお子さんと読むと、何か変化が見られるかもしれませんね。