きれいな色と、温かみのある絵に引かれて何度も子どもが読んでとせがんだ本です。
ある日恐竜がぼくをたずねてきた。
たまごをさがしているが、なかなか見つからない。
この子のお部屋は、いろいろな恐竜が部屋の隅から隅までたくさんいて、恐竜が訪ねてくるのが納得。
街を大きな恐竜と探しに行くのに、だーれも気がつかない。用紙におさまりきらない恐竜がものすごい迫力です。この恐竜は、きれいな心の恐竜好きにしか見えないんだと思いました。
子どもの大好きなショベルカーも出てきて、地下に探検に行くところや、最初寂しそうな顔の恐竜がだんだん元気になっていく様子に、こちらまでわくわくドキドキしてきます。
可愛い恐竜の赤ちゃんが生まれて、ホッと安心してしまいました。
恐竜好きで、ショベルカーも好きな子なら是非どうぞ、主人公に自分をあてはめてとっても楽しめるのではないでしょうか。恐竜が怖い子も、この恐竜はとっても優しいから大丈夫ですよ。