最初表紙をみたときに、絵がなかなかうまくて好感が持てました。普通恐竜ってごつごつとして攻撃的な絵が多いのに、それがこの「きょうりゅうのたまご」ではおかあさんきょうりゅうがいるかのようなつぶらな瞳で優しいのです。それに現在きゅうりゅうがでてくるなんてことないけどお話の展開がうまくてきょうりゅうがでてきてもなんだか暗黙の納得って感じで物語に無理がないのです。絵本としては好きですね。
まず、最初のページの男の子の飼っているものを見てびっくりします。かめに、あげはに、めだかに、かぶとむしに、ざりがにに、かえるに、くわがたに、かたつむりに、そして蟻!普通の子供ならこの1/3も飼っていないでしょうね。そんな男の子のところにきょうりゅうのおかあさんがやってくるのも納得できます。そして遊園地、博物館、最後に地中と冒険をして、たまごを見つけます。よかったねという感じで終わります。