小学1年生の男の子が学校の図書室で借りてきました。「どうわがいっぱい」のシリーズは、字が大きくて自分で読み始めるには最適な導入本だと思います。
最初は、このシリーズの「ぺんぎん・・・」や「おさる・・・」のように繰り返しの多いお話かと思いました。しかし、読んでいくと違いました。ライギョとタナゴはとても仲良しでした。小学校入学と同時にライギョとタナゴは食べる、食べられるという関係だったことを知ってしまいます。お互い相手を気遣いながらそのことを確かめ、もし、自分がいなかったらどうなるかを考えます。結局、「食べる、食べられる」関係で共存していくことがドーナッツ池で暮らすことにつながっていきます。
夏休みの読書感想文向けの本だと思いました。1年生の我が子にはまだ難しいかなぁ。