自分も子供のときに読んだ! 懐かしい!と、本屋さんで見つけて即買ってしまいました。
食べ物のかすをえさにしてばい菌が増えて、ばい菌が歯を溶かす酸を作るという虫歯ができるまでの過程、虫歯を予防する方法、体の健康と歯の関係などなど、とてもわかりやすく書いてあります。
この本を読んでから、娘が歯磨きをいやがるときでも、「のこりかすをえさにしてばい菌が増えて、酸が歯を溶かすんだよね…」とか言ってやると、素直に歯を磨くようになりました。
ありがちな擬人化されたばい菌が歯を削っている…なんていうのよりも断然説得力があると思います。
それから、まだ虫歯になったことのない娘には、今まで「虫歯は痛いよ」と言ってもいまいちピンときていないところもあったのですが、この本の、歯が悪くなるとしっかり噛めなくなって、うまく栄養がとれなくなるということはすんなり理解できたようでした。
それにしても、挿絵の虫歯になってしまった人の表情がなんとも情けなくて怖いくらいです。そうでない人がまた極端に明るく幸せそうな笑顔で描かれているので、いっそう「虫歯にだけはなりたくない」と思わせてくれる絵本です。