「Jは、大きくなりたくない。ずーっと今のままがいい。6歳で、もういいよ。」と、毎日のように言う娘。(・・・もっとも、○歳で、という年齢は、誕生日ごとに、ちゃーんと増えていってるんですけどね!)
「ママも、Jがずっとちっちゃいままだったらいいのにな、って思うけど、やっぱり元気に大きくなってほしいな。」
「でも、大きくなったら、だっこしてもらえないもん。」
「だいじょうぶだよ、どんなに大きくなっても、してあげるから。」
「ティーンエイジャーになっても?」
・・・こんな会話を繰り返しながら過ぎていく毎日。この絵本を読みながら、あらためて、今という時間の大切さをかみしめました。
子どもが「楽しい」と思うことや、「うれしい」と感じることは、本当にどれもこれも素敵なことばかりなんですよね。大人は、全部、忘れてしまっているけれど・・・。うれしくても、スキップなんてしないし、何にもしないで、ただ座ってる、なんてこともない。
娘は、そうだ、そうだ、と言うように、「ママは、コンピューター、ちゃちゃちゃってやったり、クッキング、ちゃちゃちゃってやったり、おそうじ、ちゃちゃちゃってやったり・・・」と、ジェスチャーを交えながら、忙しそうに、せかせかと動き回っている私の真似をしてみせてくれました。
いろんな「たのしい」の中で、特に好きなのは、原書の表紙にもなっている、落ち葉の上を飛び跳ねている子どもの絵です。どの季節よりも秋が大好きな娘の笑顔が、赤や黄色の落ち葉といっしょに最も輝く瞬間・・・その瞬間に居合わせるたびに、子どもっていいな、って感じます。
6歳以上にはなりたくない、と言っている娘ですが、この本を読んだ後は(女の子がテーブルの下で遊んでいる絵を見ながら)、「オードリー(現在7歳のお友だち)が8歳になっても、テーブルの下に入れたら、Jも8歳になってもいい!」と、考えをちょっと改めていました!!