娘はどんな風に思っているのかな?と様子をうかがいながら
読んでみました。この絵本の中の小さなおんなのこのように
「いまがたのしいもん」と共感している様子もなく。
ちょっと江國香織さんの言葉を思い出してしまいました。
「子どもの頃がよかった。しあわせだと言うけれど、私は
子ども時代はわからないことや不安になることばかりで、
大人になった今の方がずっと楽しい」・・といった意味合いの
言葉だったと思うのですが、もしかして娘もそんな風に思う
ところもあるのかしら?
それとも、「いまがたのしい」けれど、そのたのしさを
表現するすべをまだ持たないだけなのかしら?
それともそれとも、「いま」や「みらい」がまだよくわかって
いないだけかな?
娘の、様子をみていると、もしかしたらこの絵本は「大人の感覚」
で作られたものなのかもしれないなあとも思うのです。
(江國さんのように子ども時代が不安ではなかった)大人が、
子ども時代を振り返って作ったのかなあ、なんて。まごむすめに
あてて作られているようですけれど、まごむすめ達の無邪気さを
みていて物語を考えたのかもしれないなあ、とも。
そんなことをぐだぐだ考えながら、でも、私は「いまがたのしいもん」
と思いながら、読みました(ちなみに私は大人ですが、うれしい
時にスキップをしてしまうような大人です。笑)。