にちようびなのに、朝からずうっと雨ふり。外に出られなくて、けんはがっかり。遊び友達のまさしくんも留守のようです。
遅く起きてきたお父さんが、「おとうさんとさんぽにいこうか。
雨のさんぽもたまにはいいぞ」と誘ってくれました。
レインコートを着て、ながくつをはいて、楽しいさんぽに出発です。
雨の中、けんとお父さんが、近所をさんぽするだけの、よくある光景をかいただけですが、ハラハラドキドキする冒険物語に劣らず、ワクワクするのはなぜでしょうか?
いつも遊んでる庭も、公園も、いつも歩いてる道も、雨の中、お父さんとふたりきりで出かけると、別世界みたいな発見があるのかもしれませんね。
けんとお父さんの楽しそうな様子が伝わってくる、ていねいな絵が魅力です。
ぱらん ぽろん ててん ぱたん
雨の音もはずんでます。
梅雨入りした今の時期にぴったり。
お父さんたちにぜひ読んでほしい絵本です。