息子が2歳の頃から持っていました。
何度か読んだこともありましたが、その時はあまりハマらず。でもその後機関車トーマスにハマり、ストーリーのあるお話がぐんぐんわかるようになってきた3歳で読んだところ、めちゃくちゃハマりました。
他にも好きな本はありますが、暗記したのはこれだけかも。
あまりに何回も読みすぎて、ほぼ全ページ読めるようになっちゃいました。
何がこんなに息子の気持ちをつかんだのかと考えると、
まず、ストーリー。小さな機関車が自分ひとりで走りたくなって、いきなり暴走し出し、とまらなくなる所までをすごいスピード感で表現し、そのままくらい森へ迷い込むところで一旦休憩。場面を変えて、機関士の立場から機関車を一生懸命探すシーンをまた躍動感いっぱいに表現します。そうして緩急つけた後に機関車を見つけた時の喜びを、とっても明るく楽しく描いていて、起承転結がとてもよくできているのです。
その秀逸なストーリーにピッタリの骨のあるイラスト。黒一色で味気ないようにも思いますが、何度も読んでいると白黒だからこそ余計なイメージを植え付けず、子どもの想像力のままに場面を展開させてくれる気すらします。
こういう絵本を読みながら、子どもはどんどん自分で空想し、ストーリーを作り、夢をみたり考えたりする力を身につけて行くように思います。
また、機関車チュウチュウは勝手な思い込みで暴走して、みんなに迷惑をかけちゃうのですが、チュウチュウを見つけた時の機関士の対応がまたとても素敵です。
私も、自分の子どもが間違えた時、この機関士のように大きな心で対応できる親でいたいと、願います。