なぜだろう、こうしていつも、ささきさんの本にはひきつけられます。
ねずみくんが雨やどりをしようと入った家でのできごとが淡々と描かれているのに、楽しいんですよね、一こま一こまが。きっと、私たち読者が自然にねずみくんの視点で絵を見ているからかな。ねずみとりにであったり、おもちゃのトラックをこわしてしまったりというできごとが、まるでねずみくんと同じようにしでかしちゃった感じがするんです。不思議ですね。
ねずみくんがトラックに乗って、外に出る。また、旅の始まり。いつまでも、ねずみくんの旅を見守っていきたいなあ。