こぶたの3兄弟は、毎日お母さんに怒られてばかり。
でも、ちっとも言うことを聞かないので、とうとうお母さんの堪忍袋の緒が切れて、
「言うことを聞けないようなこは、うちのこじゃありません!どこへでもいきなさい!]
と、言われてしまいます。
この辺までは、どこの家でもありそうな展開なのですが・・・、この3兄弟がその後とった行動は、仲良く家出することでした。
その家出が、何ともかわいらしいのです。
うさぎさんの子になったら・・・嫌いなニンジンばかりのご飯でびっくりして逃げ出して、
ワニさんの子になったら、赤ちゃん扱いされたのが嫌で逃げ出して・・・。
結局、本当のお母さんが一番なのです。
最後のページで、3兄弟が家へ帰って仲良くお風呂につかって幸せそうに微笑んでいる絵が、すごーくかわいくて大好きです。
絵も、ストーリーもとっても素敵な絵本で、我が家のお気に入りです。