私が読んであげるというのに、1年生の長男は自分で読んでいました。
小学校に入学してたくさんの新しいお友達ができ、毎日楽しい日々を送っている長男ですが、仲良くなる過程で相手の嫌なところばかり目についてしまったり、仲良くなったのに何かのはずみで派手なけんかになってしまったり、それなりに乗り越えたものは多かったようです。
ページによって「これは友達だからってやっちゃいけないことのはずだけど・・・」(「わるくちを言ってもいいけど」のページ)とか、「え、自分でやるよ」(「背中をかいてもらう」のページ)とか、「うん、たしかに」(「一人では怖い夜道も友達と一緒なら怖くない」のページ)とか、ぶつぶつ感想を言っていました。
今の時代にはちょっと違うかなと思うページもありましたが、改めて「ともだち」ってなんだろうと考えるきっかけになる絵本だと思います。でも友達を作るのが苦手な子や、友達との関係に悩んでいる子もいるでしょうから、大勢への読み聞かせには向かないような気がしました。