「いちねんせい」という絵本、谷川俊太郎さんの詩と和田誠さんの絵で描かれているのは、新一年生のドキドキやワクワクが詰まった日常です。初めての学校での一日、名前を呼ばれたり、新しい友だちができたり、ちょっとした喧嘩もあったりと、子どもたちのささいな一コマが、とっても生き生きとしています。
詩を読んでいると、その場面が目の前に広がるみたい。大人も子どもも、一緒に読んでいると思わず笑っちゃうことも。新しい学校生活が始まる不安を感じている子どもたちには、ちょっと心が軽くなるかも。
谷川さんの詩って、日常の小さな瞬間を切り取って、温かくて面白い言葉に変えてくれるのがスゴイところ。和田さんの絵もすごく味があって、詩のシーンがピッタリと伝わってくる。
この詩集を読んだら、小学校の新しい生活が楽しみになるし、大人も子供の頃を懐かしく思い出すかも。入学前や新学期のスタートにピッタリの一冊です。