ストーリーもよく絵もよく、とっても素敵な絵本です。
私は3歳の娘にと思い図書館でこの絵本を借りましたが、私自身にとっては久々の大ヒットの絵本になりました。
まこちゃんがひとりでお風呂に入っていると、次から次へといろいろな動物が湯船からでてきます。
その登場の仕方がとっても自然で本当に自分のうちのお風呂にもでてきそうな思いになるほどです。
かばの体を洗った後にくじらがでてきてシャワーをしてくれる絵がみんなとても気持ちよさそうで楽しそうで、心が和みます。
それからみんなで湯船に使って50まで数えるのですが、いまひとつきちんと数えることができません。このページは娘のお気に入りで、何度もリピートさせられます。
同じように娘は湯船の中で数を数えることが最近できるようになってきたからでしょうか。数え方がおかしなところに大うけして、「えー?違うよねー。」と大笑いします。
最後にお母さんが来ると動物達が消えてしまうところには、はっとさせれ、また、私達大人はもう空想の世界に入っていけないんだなあと思い、悲しくもなりました。
そういえば子供の頃は絵本を読むと自分がその絵本の中に入ってしまったかのように思っていたなあなどということも思い出し、このような体験ができる今のうちに娘にはたくさん絵本を読んであげたいと思いました。
お母さんがまこちゃんをタオルで拭いてくれる終わり方も、最後に大好きなお母さんのところに飛び込んでいくようで安心感が伝わってきて、気持ちよく読み終えることができます。
本当に素敵な絵本だと思います。