ティラノサウルスの『おまえうまそうだな』ではじめて知った宮西達也ワールド、この『きょうはなんてうんがいいんだろう』も根本的に流れているのは食べられる側と食べる側。
グリム童話の狼みたいに、獰猛じゃなくて、宮西先生のはどのキャラクターもちょっと抜けてて笑えます。
おひるねもりで昼寝するぶたさんたちも、のんびりとまが抜けていて、それを見つけたおおかみも抜けている。ちょっとした緊張感の中に、まが抜けているから軽い笑いを誘うのですよね。
姪っ子はぶたを数えて25匹以上いるよと笑っていました。
それと最後の裏表紙のおおかみの顔が言葉はなくても何を考えているのかわかって笑えます。