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はじめてのキャンプ」 伴門陶汰さんの声

はじめてのキャンプ 作・絵:林 明子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1984年06月
ISBN:9784834009729
評価スコア 4.82
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  • 勝気な“なほちゃん”

    読み聞かせした児童書の中で、3日も連続して読んだ、息子お気に入りの本です。

    挿絵が毎ページありますので、キャンプというものがまだわからない息子もイメージしやすいのでしょう。

    また、挿絵の色は多くても4色刷りで、カラフルという印象はありませんが、薄明かりの中、焚き火が顔に照り返す感じや、テントの外に狐火が現れた時の仄かな青白い灯りは、とってもいい雰囲気です。

    息子は主人公の“ほなちゃん”(同い年か年下)が奮闘する様子に感情移入しているのでしょうが、後半、テントの外へおしっこに行かなきゃ行けない状況になったり、狐火が現れたところでは、おっかなびっくりの様子で、怖いよ〜けど続きは読んで〜という感じで聞き入っているのが、とても興味深いです。

    主人公の“なほちゃん”は勝気な女の子です。インドア派の息子とは大分違うキャラですが、違うがゆえに気になったり、一種の憧れみたいなものが芽生えるのかも知れませんねぇ。

    ちなみに僕は、冒頭のところで、大きい子達だけでキャンプに行くと聞きつけた「“なほちゃん”の目が、きっとつりあがりました」(スイッチが入った)というところで好きです。

    勝気な“なほちゃん”のかわいい仕草がいっぱいの本です。

    投稿日:2008/05/16

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