『おおきなおおきなおいも』のような厚さ&大きさの絵本です。
年長の息子に読みました。
「ちょっと女の子向けかな・・・」
と思ったのですが、息子の中にはスーッと入ってきたようで
寝る前の読み聞かせの時に自分で選んで持ってくることが多かったです。
まだ上の子の中にいて、仲間外れにされるような経験をしたことがない息子には、イメージがわかないことが多かったと思います。
しかし、キャンプの時に怖い話をするときの怖さや、暗いテントの中で一人で外に出る勇気などは伝わったと思います。
また、絵も夜の暗い雰囲気がとてもよく出ていて、夜空のきれいさんどもよく伝わってきます。
この絵本には幼稚園児くらいの子の不安な気持ちや嬉しい気持ちが凝縮して詰まっているので
きっと男の子も女の子も、何かしら共感できるところがあると思います。
息子は「ながれぼしみたい」と言ってきました。
自分の住んでいる地域は明るすぎて、流れ星が見れないので
いつか流れ星が見えるところにキャンプへ連れて行ってあげたいなと思いました。
林明子さんの絵本は親子ともに主人公たちの気持ちがスーッと入ってくるのでいいですね。
分厚い絵本ですが、言葉がやさしく短いので、幼稚園児なら読めそうです。
ただし、長いのでおはなし会には向かないな・・・と思いました。