表紙を開けて、とびらの絵はとっても怖そうで、これから始まるお話がどんなにおどろおどろしいんだろうと、恐れてしまうのですが、お話の内容はいたってほのぼのです。登場人物がお化けだってことを除けば。
人間と同じように夏の暑さを感じ、暑さにも負けない子どもたちがおり、夏の風物詩を楽しんでいるようすに、親近感をおぼえました。
井戸やそうめん流し、昔ながらのお風呂など、今じゃめずらしくなったなつかしいものも登場して、古き良き日本のくらしを垣間見ることができます。
ぜひ、この夏の暑い日に読んでもらいたい一冊です。