いろいろな動物親子が出てきます。
子どもが「せかいはいったいだれのもの?」
世界は子どもたちのためにあるんだよと親は答えます。
こどもたちに自分たちの世界を譲渡さねばならない。
それが親の務めなのです。
いろいろな動物が出てきた後で、人間の親子が出てきます。
お父さんは子どものためだとは答えません。
世界は決して人間だけのものではないとお父さんは答えます。
世界は生きているものみんなのものだというのです。
どちらの言葉も心に残りました。
自分も、世界は未来の大人たちに託さねばならないと思います。
そして、様々な生き物に対しての思いやりの上になければいけないと思います。
イングペンの描く動物たちの目は、言葉以上にそのことを語っていると思いました。