死について考えさせてくれる絵本は、何冊か読んでてきましたが、その中でも、大きく私の心を動かしてくれた絵本が、この「葉っぱのフレディ」です。
悲しい別れが、いつまでも苦しい思い出になっていた時期があったのですが、この絵本を読んで・・・そしてさまざまな絵本と出会って、少しずつ自分の気持ちが楽になっていくようでした。
読んでいると、美しい写真と淡い水彩の絵、静かな文章が、優しくこころに語り掛けてくれているように感じます。
やさしく、しずかに、考えるきっかけと時間を与えてくれます。
作者からのメッセージにもありますが、死の悲しみにいるこどもたち、それを説明できない大人たち、今その悲しみとは無縁の人たち、すべてのヒトに読んでもらいたい、そんな作品です。