この絵本は、昭和30年森永乳業のドライミルクに含まれていた、
ヒ素によって乳児が被害者になった事件を背景に、
本人が、子ども時代を絵本にしたものです。
主人公の長谷川くんは、被害者です。
強烈です。子供達が長谷川くんに、言う言葉はきついです。
でも、そんな言葉を、浴びせながらも、長谷川くんの
面倒をちゃんとみています。
大人が、ヒ素のことを、話しても、わからないし、
長谷川くんを嫌いだ!と言い続けるけど、
ちゃんと、友情が成立しているように思いました。
関西弁で書かれています。
読んでみると、言葉はきついけど、愛があります。