主人公は、家の片付けができないキツネくん。
今日届いた手紙で、おじさんが来ることがわかってさぁ大変。
家の片付けをしないとなりません。
これって、人間世界のどこにも良くあるようなお話ですよね。
キツネくんの場合は、家にあったごみを見つけた穴にそのまま捨ててしまうというところが、余りにその場主義。
そしたら、その穴がアナグマさん家で、その繰り返しがどんどん続きます。
結局そのごみは自分に戻ってくるというのがオチなのですが、本当に身につまされるお話です。
情けは人のためならずの正しく正反対。
普段の生活の中でも知らず知らずのうちに、他人の迷惑になることをしていることがあるのではないかという気持ちにさせられました。
また、キツネくんのゴミは、それを利用する動物がいて、ゴミってリサイクルできるというメッセージ性もありました。
ゴミについて考えさせられる絵本です。
幼稚園より小学校低学年向けという感じがします。