息子が前作「ぎょうれつぎょうれつ」をあまりにも好きだったので買ってみたら、またもや当たり。
今度は年がら年じゅうテーブルの下にこもって、自分の世界を楽しんでいるハナちゃんのお話です。
ある日、パパとママにテーブルの裏側いっぱいの落書きが見つかってしまうのですが、このママってば怒らない。
「壁にかけてかざりたいくらい素敵ね」ですって。それでも、ハナちゃんはつけあがらずに、涙をぽろりとこぼします。
心配そうに読んでいた息子も、悪いことしたな、と思ってるときに優しくされると泣けちゃうよね。って共感したようです。
この作家さん、子供の本能(隠れたいとか、並べたいとか)をよくつかんでいて、子供自身がすごく自然に感情移入できる世界を持ってるなーと思いました。