たかどのほうこさんの作品ということで、おもしろそうだな、と思って借りてきましたが、途中までは、「たかどのワールドまっしぐら!」といった勢いで進んでいったものの、最後は意外や意外(?)道徳的な、とてもいいお話で終わっています。この展開が、なぜか新鮮で、素直に心に響いてくるものがありました。
子どもも共感しやすい内容で、こんなことってよくあるよね、と自分に置き換えて考えることができます。
神様は、かたちの上に表れる結果ではなく、どんな心でそれをしたか、ということを見ていてくださると言いますが、このお話はまさにそのことが重要なテーマになっていますね。
「うつくしい こころで うたうことが たいせつなのだ」という先生の言葉がまっすぐに子どもたちの心にも伝わって、真っ暗闇の道をそれぞれに「おゆるしづか」へと向かう4人の仲間たち。
森の守り神様に心を受け止めてもらい、当日はみんなの心を1つにして、美しい歌声を響かせることができました。